SDGsエデュテーメントコラム

『SDGs には、未来を生き抜く力のドラマがある』

ごあいさつ
 
はじめまして。一般社団法人日本SDGs協会のコラムを担当させて頂きます、スズキマサアキと申します。普段は作演出やライターの仕事をさせて頂いておりますが、協会での肩書は「Spread charm(スプリッド・チャーム)」です。普通ならアンバサダーみたいな表現が今どきなんでしょうが、私の好きなアーティストの方が、インタビューで、魅力(charm)を発信・伝える(spread)人のことをこのように表現されていたのが気に入って代表理事に無理を言ってお願いしました。
そして、SDGsに関わり最初に感じたのが「なんて魅力があるんだろう!」でした。その感じた魅力を、少しでも分かりやすく馴染みやすく知って頂ければと、同時に協会が「未来ビジョン」として掲げる魅力、『SDGsデザイン』という社会・経済・環境に貢献するデザイナー(問題を解決する人・未来を生き抜く人)の人財育成をコラムを通してお手伝いできればと思っています。
基本的には、毎週土曜日に発信させて頂き、コラムのコンセプトでもあるエデュテーメント(教育+エンターテインメント)な、楽しめて学べるメッセージを、持続可能に頑張りますので、皆さま、これから宜しくお願い申し上げます。
 

Spread charm スズキマサアキ

 

コラム0号
『Once upon a time ~SDGs というドラマのイントロダクション~ 』

「ワンスアポンアタイム」は、おとぎ話の初めに出てくる決まり文句です。日本語で言うと「むかしむかし・・・」です。そして、SDGsの物語の始まりがあるとしたら、それは環境問題の起源になります。では、環境問題の起源はいつから?と問われたら、大きく 2つのターニングポイントがあると云われています。
先ず1つ目は、ちょっと「むかしむかし」過ぎますが(笑)それは人類の起源です。具体的には、人類が二足歩行を始めた頃の約 600 万年前に、人類の進化とともに、猿人から人間となり、道具を開発し、火を使い、狩猟社会「ソサエティ1.0」が起源になります。そして、人類が生きて行くための質を高める生活開発という環境デザインが始まり、農耕社会の「ソサエティ2.0」へと社会が変化していきます。
2つ目は、約200年前にイギリスから始まった産業革命です。この産業発展を目的とした技術革新、特に手工業生産から工場制生産への変革「ソサエティ3.0」は、経済・社会構造を大きく変え、環境的配慮のない利潤追求は、今までの身分制度とは違う貧富の差を生み、格差社会という人種差別をも作ってしまいました。その後、産業革命は、ヨーロッパから全世界へ広がり、環境汚染、環境破壊を繰り返し、現在も持続しています。
また、それらを加速させたのがエネルギー問題です。木材から石炭、石炭から石油、石油からウランと、エネルギーの確保が経済発展と国や人類は勘違いしてしまい、開発競争も国内から国外へと発展し、更には戦争を生み、人類の欲求は留まることがありませんでした。そして気づけば、限りある地球の資源の現状に目をそむけることが出来なくなっただけではなく、身勝手な開発の代償は、自然界の循環の範囲を超えて、未来の子どもたちや子孫に、大きな重荷を背負わせることになってしまったのです。
しかし、緊急事態を察知した国連は、193ヶ国の加盟国に声を掛け、国際平和と安全の維持は、安心安全な地球環境の維持であり、人権・国権を守るためには、地球の人権を守ることであるとメッセージを送り出したのです。
そして、たった200~300年に起こった人類の責任を転換させるため、【3つ目の大いなるターニングポイントを2030年】に定めました。
それが、SDGs です!!
これからの社会経済、特に開発には責任が伴います。それは人として、社会人として、学生の方は社会を学ぶ人として、企業人として、日本人として、地球人として、持続可能な開発目標というゴールを目指すことが、これからの新たな時代です。他人事ではありません。あなたが、このドラマの主人公です!!
この大いなるターニングポイントは、10年後にやって来ます。「ソサエティ4.0」という情報社会から政府や経団連が目指す「ソサエティ5.0」に移り変わる瞬間です。ドラマの起承転結で言えば、3つ目の「転」から「結」に変わる瞬間でもあります。
主人公のあなたは、役作りや演じるデザインが出来ていますか?生きてくという日々の生活(ドラマ)は、けっして安易ではありません。辛いことも苦しいことも、本当のあなたを認めてくれる人もいないかもしれません。しかし、喜劇(コメディ)であっても悲劇(トラジェディ)だったとしても、あなたが自分のためだけではなく、誰かのために生きることが出来れば、人生のように幸せを感じる瞬間が必ずやって来ます。
そして、ドラマの「結(エンディング)」を演じるのは、子どもたちです。地球という舞台は、人類誕生からあなたに繋がっています。とてつもなく壮大なネバーエンディングストーリーの中に、あなたも私も生きています。でも、過去も現在も未来も繋がってるなんて、素敵なことだと思いませんか?!SDGsは、人生を『生き抜く力』です。とってもドラマチックで感動的です。そんな溢れる感動ストーリーを、これから伝えていきたいと思います。
最後に、これから始まるコラムの「転(SDGs)」として、ネイティブ・アメリカンの知恵の言葉を皆さんと共有させてください。

『地球は親から与えられたものではない。先祖からの授かりものでもない。未来の子どもたちから借りているのだ』