SDGsエデュテーメントコラム

コラム10号 『SDGsは、グローバル維新の夜明け 2/2』

2020/10/17

ノーベル賞というGender Ratio(男女比)
 
今年も『ノーベル賞』が発表されました。
そして最も注目したのは10月8日に発表された【ノーベル化学賞】です。受賞するのは、フランス人でドイツマックスプランク感染生物学研究所のエマニュエル・シャルパンティエ所長とアメリカ人でカルフォルニア大学バークレー校のジェニファー・ダウドナ教授です。
受賞理由は『ゲノム編集手法の開発』で、2人が12年に発表した「クリスパー・キャス9」は、生物のDNAを狙った場所で切断編集する技術で、人類の未来に貢献するテクノロジーと評価されています。ちなみに日本でも近畿大学、京都大学、筑波大学でも農産物の品種改良で成果を上げていますし、アメリカや中国などでは、既に医療応用として特許取得が進んでいます。
 
しかし、今回ノーベル賞で注目したのは【ノーベル賞のSDGs】です。特に目標5『ジェンダー平等を実現しよう』の中にある受賞者の男女比です。
実は女性のノーベル賞受賞者は非常に少なく、昨年までの受賞者データでは、男性866人・女性は53人・団体24で、団体を除いて比率を出すと、120年間の歴史でわずか5%です。
その中でも特に【ノーベル化学賞】は、1964年にイギリスのドロシー・ホジキンが受賞してから2009年イスラエルのアダ・ヨナスまで受賞者はなく、ジェンダーバランスは全く取れていませんでした。
 
また、それ以上に、黒人受賞者も少なく、その理由を出身地の貧困や地域の教育機関の資金不足、ネガティブな固定概念と表現する人もいれば、学者、博士号の取得者の絶対数の少なさを原因とする人もいました。
とにかく女性やマイノリティへの偏見や格差はグローバルな社会問題です。
そして残念なのは日本人のジェンダー意識の低さで、その意識の低さを証明するかのように、欧米のマスコミと日本のマスコミの報道の差でハッキリしました。
 
欧米では、【2人の女性が化学賞を受賞した快挙!】というマスコミのジェンダー意識の方向性に対して、日本の【日本人受賞者なし】のガッカリ報道との違いは、いかに日本が【グローバル化】されていないかが垣間見れます。
しかし、この【グローバル意識の壁】を取り除かなければ、本当の意味で世界と並立する日本の夜明けは明けないのかもしれません。
 
本文では、『SDGsは、グローバル維新の夜明け』の2回目になります。
 
 

コラム10号 『SDGsは、グローバル維新の夜明け 2/2』

 
 

【本文を読むには、ご登録が必要です。】