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 コラム7号 『地球市民教育というアジェンダ 3/3』

2020/9/26

 
2021年の世界経済フォーラムのアジェンダは『グレート・リセット』
 

 
2020年6月3日、世界経済フォーラム(WEF)は、来年1月に開催する年次総会(ダボス会議)のテーマを【The Great Reset(グレート・リセット)】になると、イギリスのチャールズ皇太子、国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエバ専務理事、アントニオ・グテーレス国連事務総長、国際労働組合総連合(ITUC)のシャラン・バロウ書記長の世界の4人のリーダーが声明を発表しました。
しかし、先月の8月26日、コロナ禍もあり「ダボス会議」は、来年夏初旬に延期となり2021年1月25日の週には、世界の在り方について意見を交わすハイレベルな【The Great Reset Dialogues(ダボス・ダイアローグ)】をデジタル・オンラインで開催すると再度リリースしました。
 
ちなみに、この「世界経済フォーラム」は、政治、経済、学究、その他の社会におけるリーダーたちが連携し、世界、地域、産業の課題を形成し、世界情勢の改善に取り組むことを目的とした国際機関で、世界の様々な分野の政策、立案、提言をするシンクタンクの役割も果たしています。
 
ということで、来年の世界経済のテーマは【持続可能なグレート・リセット】です。そして、この「大いなる再始動」で、世界はどう変わっていくのでしょうか?
その問いに対して、世界経済フォーラムの創設者であるクラウス・シュワブ会長は、朝日新聞のインタビューに、
「世界の社会経済システムを考え直さないといけない。第二次世界大戦後から続くシステムは異なる立場の人を包み込めず、環境破壊も引き起こしている。持続的に乏しく、もはや時代遅れとなった。人々の幸福を中心とした経済に考え直すべきだ」と答え、更にリセット後の世界に対しては、
「もはや【資本主義】という表現は適切ではない。金融緩和でマネーがあふれ、資本の意味は薄れた。いまや成功を導くのはイノベーションを起こす起業家精神や才能で、むしろ【才能主義(Talentism)】と呼びたい(中略)そして、自由市場を基盤にしつつも、社会サービスを充実させた【社会的市場経済】が必要になる」とメッセージされていました。
 
この【グレート・リセット】は、社会学者のリチャード・フロリダの著書のタイトルでもあります。もちろんコロナ前に書かれたその中で、地球史上【グレート・リセット】は過去2回訪れていて、3度目がリーマン・ショックをキッカケに始まったと訴えていました。
その理論は、『新しい経済と社会は大不況からリセットされ生まれる』というものです。
1回目は『1873~1896年の大不況(Great depression)』、2回目は『1929年~1930年代後半の世界大恐慌(The Great Depression)』、そして世界経済フォーラムは、この3回目を『新型コロナウイルス(COVID-19)』後に訪れると標準を合わせたのです。
 
これは勝手な想像ですが、今やデジタル化が世界のトレンドとなり、日本の「デジタル庁」もそれに当たります。そして、そのメインは【デジタル通貨】です。もし【グレート・リセット】されてシュワブ会長がいわれる世界的な新たな市場が誕生すれば、【デジタル通貨】により世界経済は1つとなり【世界政府の可能性】も、また国連が推奨する【地球市民】としてワンワールドという、大いなる1歩を踏み出せるかもしれません。
とはいえ先ず日本は、『早く気持ちを切り替えて(リセットして)』テレワークなどデジタル化というニューノーマルな生活を受け入れなければ、グローバルなスタートラインに立つことは出来ません・・・。
 
今回のコラムは【地球市民教育】の3回目です。3回目は2部構成になり次回がこのテーマのラストとなります。
 
※写真は世界経済フォーラムのホームページから引用させていただきました
 
 

コラム7号 『地球市民教育というアジェンダ 3/3』

 
 

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