Message from the President
代表挨拶

私たちは2018年の設立以来、SDGsに取り組む多くの会員の方々の声に耳を傾け、悩みや葛藤をともにしてまいりました。戸惑いながらも一歩を踏み出し、試行錯誤するみなさまから、私たちは多くを学ばせていただいています。
SDGsという目標は、理想を語るだけでは実現できません。
経営の現場、日々の営みの中で、一人ひとりが着実に歩みを進めることが何より大切であり、しかしそれは決して容易ではありません。
日本SDGs協会は、そうした歩みを支える場として、2025年より新たな体制を整えました。取り組みを整理し、信頼を生み出す「SDGs認定制度」と、学びとつながりを育む「会員コミュニティ」。
この二つを柱に、より実効性ある支援を広げてまいります。
そしてみなさまとともに、さらに多様な連携や事業展開にも力を注いでまいります。
変化の時代にあっても、志を同じくする者どうしが対話を重ね、信頼を育みながら未来を形づくっていく——
これからも、皆さまとともに歩みを進めていけることを願っております。
引き続き、ご指導ご鞭撻のほど、心よりお願い申し上げます。
2025年6月
日本SDGs協会 代表理事
キャリア
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奈良教育大学在学中に進学塾を起業
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大阪桐蔭中学校・高等学校 副校長
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「生徒一人ひとりの志望を叶える学校づくり」
プロジェクトマネージャー -
私学の中・高・大学における学校および学園ブランディングに従事
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柏原市教育委員会 教育統括・学力向上プロジェクトマネージャー
経歴
2014年 | 東大阪市教育委員(現職) |
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2018年 | SDGs協会を設立 |
Message from the Executive Director
専務理事挨拶

SDGs(持続可能な開発目標)は、「誰一人取り残さない(leave no one behind)」という理念のもと、持続可能でよりよい社会の実現をめざす、世界共通の目標です。2015年の国連サミットで採択され、2030年を目標年として世界各国が取り組んでいます。
私は現在、公認会計士として活動しておりますが、以前は25年にわたり玩具メーカーを経営し、子どもたちに関わる仕事に携わってきました。 そうした中で、「次世代に人が住み続けられる地球を残すために、今、現役世代として何ができるか」を考え、在野の立場からSDGsの動向を注視してまいりました。
ご縁あって堤理事長に出会い、協会の理念に強く共感し、日本SDGs協会の活動に参画しております。
近年では、トランプ政権の登場などによって、地球温暖化対策や多様性の尊重といった価値観に揺らぎが見られる局面もあります。 しかし、皆さまの多くも実感されているように、地球温暖化や気象災害の激甚化など、ここ30年ほどで地球環境は私たちの想像を超えるスピードで変化しています。
一方で、企業の社会的責任も変化しています。上場企業が決算報告とあわせて提出する「統合報告書」には、CO₂排出量やSDGsへの取り組みの情報開示が求められています。
そして、こうした企業と取引のある中小企業にも、同様の視点が求められるようになりつつあります。今やSDGsは、企業経営において無視できない視点です。
このような現状において、当協会では、皆さまと共にSDGsについて議論し、学び合い、実業的な観点から「今、私たちに何ができるか」を考える場を提供したいと考えています。
企業や団体が持つそれぞれの技術やサービスを持ち寄り、互いに協力し合うことで、SDGsの実現に向けた具体的なアクションにつなげていく。私たちは、そんな実行力のあるプラットフォームとして、皆さまを支援してまいります。
国連が掲げるSDGsの目標年は2030年です。しかし、地球環境の変化を考えると、この目標は2030年以降も続く、長期的な課題でもあります。 皆さまの企業が持続的に発展しつつ、地球規模の課題解決に貢献できるよう、私たちは全力でサポートいたします。
SDGsのゴール17は、「パートナーシップで目標を達成しよう」です。
私たちはフラットな関係のもと、共に持続可能な未来を築いていきたいと願っております。
今後とも、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
2025年6月
日本SDGs協会 専務理事